株式会社福岡魚市場は、昭和38年2月福岡県魚市場株式会社より福岡支店の営業を継承し分離独立、福岡市中央卸売市場鮮魚部卸売人として開業。明治25年博多魚市株式会社として創業から百十数年、血脈絶えることなく営業を続けて参りました。

この永年に亘る伝統は、全国各地の取引先との堅い絆となって結実し、西日本における基幹集散市場として貢献してきました。

当市場は、生産地市場として、東シナ海、黄海、五島、対馬、有明海など、西日本有数の好漁場をエリアとしています。また、全国有数の消費地市場でもあり、日本全国はもちろん、世界各国より鮮魚、冷凍加工品が運び込まれ、漁場からは船で、産地からは昼夜をかけてトラック便、航空便で搬送され、その種類は数百種にも及んでいます。

「食べる」ということは、生きていく上での基本であり、人間として最大の欲望といえます。しかし、時代とともに食生活への考え方やそのカタチも変わってきました。ただ単に食欲を満たすという食べ方から、様々な味を楽しみながら心を満たすという食べ方へと・・・。これは、まさに食文化であり、さらに私たちは、多様化する時代や生活、消費感性の中でまだまだ新しい食文化が広がっていく可能性を感じます。豊かな海の幸、四季折々の旬の魚を、いかに高い鮮度を保ち、いかに味わい深く、すみやかに消費者に届けるかを常に考え、新しい消費者ニーズに応えるために、「挑戦」と「前進」を続けていきます。